工場火災は初期消火が決め手です。木材加工、合成樹脂加工、金属加工、農業用材料加工、化学工業、食品加工、繊維工業、発電等における粉体の取扱いにおいては、粉塵火災、粉塵爆発の危険性があり、しばしば大事故が発生しています。スパーク消火システムは検知器により、熱または近赤外光を検知し、消火ノズルからウォータースプレーを噴射し初期消火します。
特徴:
● 無光ゾーンのスパーク検知
● デイライト下のスパーク検知
● 高温検知
● 防霜機能
● 圧力ブースター採用(水圧昇圧用)
● 自動自己診断機能
● 消火時間データ
● スパーク強度に対するアラームリミット設定
● 連続消火に対するアラームリミット設定
● データバスにより集中管理可能
● ATEX Zone 21対応、ATEX Directive
94/9/EC認証
● 消火剤を使用しないため、後処理が容易
構造:
熱または近赤外光を検知し、消火ノズルからウォータースプレーを噴射し初期消火します。
システム概要:
[システムの説明]
スパーク消火システムは、効果的にスパークとくすぶりを検出して除去するシステムです。自動消火装置はGSMモデムと警笛/警報灯を通して内部のアラームを起動させると共に、自動的に起動します。これにより、警報が正常か、あるいは、問題が生産機械まわりにあるかを判断し、生産ラインへの警報と、誤り指示への迅速かつ効果的な判断対応を確実にします。
一定の間隔で、システムは昼夜兼行で連続した信頼性のある監視を確実にするために、自動的に各コンポーネントの機能テストを実行します。0.7MPa(G)の水圧を確実にするためにはブースターの設置を推奨します。
[柔軟なモジュラーデザイン]
システムの柔軟なモジュラーデザインは、お客様の事業の拡大に容易に対応できるよう、システムの増設を考慮して設計されています。SparkEXシステムが現在の仕様に最も適した状態を常に維持できることで、実際の経費を最小とすることができます。
[消火システムは、2つのアラームステップで作動]
アラームステップ1は、スパークとくすぶりの検知で起動します。この警報は自動消火装置で即座に消火を行い、保安関係者に警報が出され、ログファイルに情報が加えられます。アラームステップ2は、許容時間より長くスパークとくすぶりを検知をした時点で起動します。許容時間は可変に定めることができます。必要であれば、警報は他の外部機器(例えばファン、ベンチレータ、ライン全体、その他)を停止させることができます。ステップ2は消火噴射を継続し、生産ラインあるいはプラント停止する段階です。
[高温時のスパーク警報]
60°Cを超える運転温度では、センサーは監視する位置から安全な距離に設置されなければなりません。光学ガラスファイバー(1mと2mの長さがあります)を使用して200°Cまでの搬送装置の監視が可能です。
[凍結防止]
SparkEXは凍結が起こる可能性のある地域に自己調整ヒーティングケーブルで凍結防止を可能としています。ヒーティングケーブルは-20°Cまで機能し、ノズルはさらに、保守サービスの容易な絶縁バッグによって保護しています。
スパーク検出器
Spark Detection & Extingushing System
システムコンポーネント:
制御パネル スパーク検出器(左) ブースターシステム
フィンガータッチ 無光ゾーン用高感度(赤外線) 水圧を上げ、十分な水圧バリア
デイライトゾーン用 により!div>スパークやくすぶり火を
マウントアダプター(右) 消火する為のブースターシステム
(サファイア安全ガラス) (オプション)
アラームステーション ノズル/高速バルブ/フィルター/止水コック
自己診断機能内蔵し
水量、電源等もモニター
DC1ステーション :
最大2ラインを制御できるコントロールユニットで、屋内設置・バックアップバッテリー内蔵型で、検出器・消火噴射・アラーム発信を制御。システム自動運転・データロギング可能で自己診断機能を内蔵し、水量、電源等もモニター。
●DC1の制御範囲
検出4基、消火2基、アラーム2基まで1台で制御可能。
マニュアルまたは自動テスト
●2段階アラーム
一次アラーム:噴射・警笛・ 警報灯点灯 / 問題箇所確認(警報音は消せる)
二次アラーム:噴射継続 / 信号発信(プラント停止)
(時間のカスタマイズ可能)
●自己診断機能 / 2分間隔
凍結防止、バックアップバッテリー、電源、水圧、
水流量、アラーム、検出器
●マニュアル診断
水流量、警笛・警報灯
●CAN-busシステムでループ監視
設置例 :
水平ダクト群に装着されたスパーク検出器