フロート式しゃ断弁
ベンテックスバルブは装置内に保持されたフロートと呼ばれる弁体が爆発の圧力波により作動し、管路をしゃ断する機構となっています。
ESI-E (一方向作動型)
ESI-D (両方向作動型)
無風状態ではフロートと呼ばれる弁体が開いた状態であり、通常の運転中も粉じんを含んだ気流やガスはフロートの周りを通って流れます。 爆発が発生すると、その圧力波によりフロートはシール部に押し込まれるとともに、しゃ断状態はロック機構にて保持され、爆発の炎や圧力が伝播することを防ぎます。 ESI-D型は両方向の爆発に対応します。
ESI-C (逆止弁型)
無風状態ではフロートは気流が流れてくる方向へ閉じた状態ですが、ロックはされていません。 通常運転における粉じんを含んだ気流、ガスの流れによりフロートは押し戻され管路が開きます。 爆発が発生すると、その圧力波によりフロートはシール部に押し込まれるとともに、しゃ断状態はロック機構にて保持され爆発の炎や圧力が伝播することを防ぎます。
配管径 フランジ外径 重量
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DN100 228.6mm 30Kg
DN150 280.0mm 35Kg
DN200 343.0mm 53Kg
DN300 483.0mm 84Kg
DN400 597.0mm 133Kg
DN500 698.5mm 213Kg
DN600 812.8mm 305Kg
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フラップ式しゃ断弁
パッシブタイプ(受動的)の爆発しゃ断装置で、メカニカルなロック機能によりしゃ断状態を保持します。 しゃ断は一方向へ作動します。
REDEX Flap
無風状態ではフラップと呼ばれる翼状の弁体が閉じた状態ですが、ロックはされておりません。 この状態はスイッチを介し正常と判断されます。 運転時は気流の流れによりフラップが押し上げられ管路が開き、弁体の周りを気流が流れます。 爆発が起きると、その背圧によりフラップは閉じられ、爆発における炎や圧力の伝播をしゃ断します。 この状態はロックされ、気流や負圧でフラップが開くことはありません。
配管径 フランジ外径 長さ 重量
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DN140 212mm 420mm 21Kg
DN160 232mm 440mm 22Kg
DN200 273mm 440mm 23Kg
DN250 323mm 590mm 48kg
DN280 363mm 620mm 55Kg
DN315 398mm 620mm 59Kg
DN355 438mm 620mm 65kg
DN400 484mm 620mm 71Kg
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